目次
  1. Netflix韓国ドラマ『未成年裁判』はおすすめなの?
  2. Netflix韓国ドラマ『未成年裁判』あらすじとキャスト紹介
  3. Netflix韓国ドラマ『未成年裁判』感想(ネタバレなし)・口コミ・実話なのかについて

Netflix韓国ドラマ『未成年裁判』実話?キャスト・感想(ネタバレなしレビュー)・口コミ

サスペンス
Nerflix公式SNSより

こんにちは、ERRYです。

Netflixオリジナルシリーズの韓国ドラマ『未成年裁判』について

暗そうだけど面白いの?」「誰が出ているの?」「実話なの?

という口コミを目にしたので、筆者独自の目線で本作のみどころあらすじ子役等のキャスト、実話なのか?→はい、実話をモチーフにしています)徹底解説します!

本作を観ようか観まいか、悩んでいる方はぜひ判断の材料にしてみてください!

NetflixSNSより
  1. Netflix韓国ドラマ『未成年裁判』はおすすめなの?
  2. Netflix韓国ドラマ『未成年裁判』あらすじとキャスト紹介
      1. 『未成年裁判』(全10部作)あらすじ
      2. 『未成年裁判』の意味は?
      3. キャスト
        1. キム・ヘス:シム・ウンソク役(裁判官)
        2. キム・ムヨル:チャ・テジュ役(裁判官/ウンソクの同僚)
        3. イ・ソンミン:カン・ウォンジュン役(裁判官/ウンソクの上司)
        4. イ・ジョンウン:ナ・グニ役(裁判官/ウンソクと対峙)
        5. シン・ジェヒ:ソ・ボム役(事務官)
        6. イ・ジョンウン:ナ・グニ役(裁判官)
        7. パク・ジヨン:ウ・スミ役(主任)
        8. イ・ヨン:ペク・ソンウ役(EP1容疑者)
        9. ファン・ヒョンジョン:ハン・イェウン役(EP1容疑者/主犯)
        10. シム・タルギ:ソ・ユリ約(EP2被害者)
        11. ヨム・ヘラン:オ・ソンジャ役(EP3センター長)
        12. ユン・ソア:コ・ヘリム役(EP3センター入所者)
        13. キム・ボヨン:チェ・ヨンナ役(EP3センター入所者)
        14. キム・ジュンホ:カン・ソヌ役(EP6カン・ウォンジュンの息子)
        15. ソン・ドクホ:クァク・ドソク役(最終EP少年犯)
  3. Netflix韓国ドラマ『未成年裁判』感想(ネタバレなし)・口コミ・実話なのかについて
    1. 感想&みどころ(ネタバレなし)を筆者目線で紹介
      1. 名優の安定した演技&子役の熱演
      2. 背筋の凍るバックサウンド
      3. 韓国のリアルをベースに描かれる斬新な脚本
    2. 『未成年裁判』日本での口コミ・感想
    3. 『未成年裁判』韓国での口コミ・感想
    4. 『未成年裁判』は、実話なの?
      1. 第1話~第2話:2017年仁川(インチョン)市東春洞(トンチュンドン)小学生誘拐殺人事件
      2. 第5話後半、第6話~第7話前半:スンミョン女子高試験用紙流出事件
      3. 第7話~第8話:中学生レンタカー窃盗運転衝突事件
      4. 第9話~第10話:京畿道(キョンギド)龍仁(ヨンイン)市アパートレンガ投下死亡事件
      5. 第9話~第10話:仁川(インチョン)女子中学生集団性暴行事件

Netflix韓国ドラマ『未成年裁判』はおすすめなの?

結論:筆者的にはおすすめです。ただ一つお伝えしたいのは、好き嫌いが分かれる作品であるという事です。

殺人や暴力シーンなど、目を背けたくなる場面が多々あるため、抵抗のある方へはおすすめしません。
ですが、そうしたリアルな描き方をするからこそ、人間模様や作品のメッセージが強く胸に響き夢中になれる魅力ある作品です。

Netflix韓国ドラマ『未成年裁判』あらすじとキャスト紹介

『未成年裁判』(全10部作)あらすじ

少年法を忌み嫌う判事シム・ウンソクが少年部へと配属され、そこで彼らの犯した罪と罰に向き合う物語である。
”罪を犯したのではあればたとえ少年であっても償うべき”という考えのもと、社会の闇にメスを入れるヒューマンサスペンス。

『未成年裁判』の意味は?

韓国の原題は『소년심판(直訳:少年審判)』であり、これを日本の場合に当てはめると”触法少年”となります(大まかには日韓同様の制度)。触法少年とは、14歳未満の法に触れる罪を犯した者のことをさしますが、年齢的に幼いことから一律に刑事責任能力に欠けるとされています。そのため、万引きや殺人を犯しても逮捕されず、”指導”を受ける形となります。本作ではこの触法少年だけでなく、14歳以上の少年事件も扱われるため、題が『未成年裁判』とされたものと思われます。

キャスト

子役の名演技が光る本作。網羅的に紹介します。

キム・ヘス:シム・ウンソク役(裁判官)
NetflixSNSより
キム・ムヨル:チャ・テジュ役(裁判官/ウンソクの同僚)
NetflixSNSより
イ・ソンミン:カン・ウォンジュン役(裁判官/ウンソクの上司)
NetflixSNSより
イ・ジョンウン:ナ・グニ役(裁判官/ウンソクと対峙)
NetflixSNSより
シン・ジェヒ:ソ・ボム役(事務官)
イ・ジョンウン:ナ・グニ役(裁判官)
パク・ジヨン:ウ・スミ役(主任)
イ・ヨン:ペク・ソンウ役(EP1容疑者)
NetflixSNSより
ファン・ヒョンジョン:ハン・イェウン役(EP1容疑者/主犯)
NetflixSNSより 
シム・タルギ:ソ・ユリ約(EP2被害者)
NetflixSNSより
ヨム・ヘラン:オ・ソンジャ役(EP3センター長)
https://n.news.naver.com/entertain/article/032/0003059133
ユン・ソア:コ・ヘリム役(EP3センター入所者)
ユン・ソアインスタグラムより
キム・ボヨン:チェ・ヨンナ役(EP3センター入所者)
NetflixSNSより
キム・ジュンホ:カン・ソヌ役(EP6カン・ウォンジュンの息子)
NetflixSNSより
ソン・ドクホ:クァク・ドソク役(最終EP少年犯)
NetflixSNSより

Netflix韓国ドラマ『未成年裁判』感想(ネタバレなし)・口コミ・実話なのかについて

感想&みどころ(ネタバレなし)を筆者目線で紹介

名優の安定した演技&子役の熱演

本作は”お仕事ドラマ”でおなじみのベテラン女優キム・ヘスが主演を務めます。これまで『シグナル』では刑事、『ハイエナ~弁護士たちの生存ゲーム』では弁護士を演じましたが、『未成年裁判』では裁判官を演じます。一見クールで社会性のないように見えるも、だれよりも考えが深く奥底にあたたかさを持つキャラクターを完璧に演じています。取り乱すことなく、冷静かつ的確に審判を下すときの声のトーン、その出で立ちは目を見張るものがり、名優という名にふさわしい、視聴者を巻き込む高い演技力を披露しています。

NetflixSNSより

また、本作は10歳~14歳までの子供に焦点をあてており、登場する子役の熱演に胸打たれるシーンが多数あります。まだ名の知られていない俳優が大半ですが、愛情に飢えた子供たちが命がけで声をあげる姿を全身で演じており、どのストーリーでも心を泣かせる見事な演技は圧巻です。ベテラン×子役絶妙な相性が物語の完成度を上げ、視聴者を夢中にさせる魅力がありました。

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背筋の凍るバックサウンド

シーンが切り替わるとき、暴力を振られるとき、審判を下すときなど、バックサンドが大きく鳴り響き作品への没入感を高めます。韓国ドラマではよく歌の歌詞を通して登場人物の気持ちを代弁することがありますが、本作では英語の曲またはサウンドのみのことが多く、良い意味で作品を邪魔しません。そのため役者たちのセリフや息遣いに自然と耳が傾き、ゾクゾクする、暗く重い世界へすぐに入り込めるバックサウンドの力が発揮されています。

韓国のリアルをベースに描かれる斬新な脚本

NetflixSNSより

何を伝えたいのか、非常にわかりやすい点が本作一番の魅力です。”触法少年”裁判を通じ、教育という名のもと瀕死寸前まで暴力をふるう親、離婚・別居・消息不明で道を外れ集団暴行にはしる子供、法を利用し罪をなすりつける精神異常の少女、親の欲望の道具となり自殺を図る子供など、様々なケースを描き、表ざたになりにくい社会の闇を痛烈に風刺しています。

親のあるべき姿はなにか?逆に子はどうあるべきなのか?考えさせられると共に、罪を犯してしまうのは果たして彼らのせいだけなのか?社会が一緒になって向き合うべきではないか?という強いメッセージを伝え、法自体の在り方を考えさせられます。これまで同様のメッセージを伝える作品はありましたが、本作の違いはその人格形成の根本ともいえる大人でもない、幼児でもない、”子供”に焦点を当てたことが斬新でした。一番トラウマになりやすい時である子供の敏感な感情を丁寧に描き、だれもが一度は経験したことのある感情を呼び覚まし、視聴者の胸へメッセージが刺さるよう計算された脚本はこの上なく秀逸であったと思います。ちなみにキム・ミンソク作家は本作がデビュー作。驚きですね!

NetflixSNSより

また、今韓国では実際に未成年裁判の見直しの声が多く挙がっています。大統領府の掲示板には今年1月に起きた10代の青少年集団暴行事件の加害者へ対する厳罰を求める書き込みがされたり、これ以外にも多くの事件をきっかけに未成年裁判制度の廃止を訴える世論の高まりがあります。未成年裁判(厳密には触法少年)は、少年法に従った罰を与えるだけで刑事責任を問いません。11月に大邱(テグ)の食堂店主を脅し暴れた青年たちが「人は殺しても刑務所にはいかない」と発言したことが話題となり、論争が飛び交ったこともありました。まだ決着のついていない問題ですが、本作がこの議論を加速させるきっかけになることを願いたいですね。

『未成年裁判』日本での口コミ・感想

激重ドラマでしたが、見ごたえ・凄みどちらも充分でしっかりおもしろいです。

https://filmarks.com/dramas/11827/16361/reviews/8158216

日本では半々といった印象。重めの作品ですが、見始めたら一気見したという方が多かったです。

『未成年裁判』韓国での口コミ・感想

名言の数々がすごい!ストーリーの没入感と言ったら半端ない!印象深い作品で一度は観ておきたいと思えるものだった。

coupangplay.com

とてもよく作られた作品。主題も重いほうであるが、子供の犯罪に対する社会派ドラマであり展開はスピーディーながらも演技も上手く夢中になった。最後まで一気に見てしまった。

https://blog.naver.com/hanukiz/222658551234

韓国では日本より評価が高かった印象です。今出ている限りの口コミでは高評価が多く、展開の速さや俳優陣の熱演、脚本の練られ方が絶賛されていました!

『未成年裁判』は、実話なの?

回答:実話をモチーフにしたフィクションです。(※以下実際の事件について書いていますが、ほぼストーリーが同じのためネタバレありです)

NetflixSNSより

本作はほぼすべてのストーリーで実際に起こった事件を”モチーフ”としていることがわかっています。しかし、実際に制作陣がこの事件である!と断定しているわではないので、推定される実際の事件を紹介します。

第1話~第2話:2017年仁川(インチョン)市東春洞(トンチュンドン)小学生誘拐殺人事件

2017年3月29日、仁川(インチョン)市東春洞(トンチュンドン)で高校を自主退学した16歳の女子高生Aが、当時小学2年生の女の子を誘拐し、バラバラにして殺害した事件。Aの犯罪に手を貸した女子高生B(当時18歳)は事件の2か月前チャットで出会った仲。公園で出会った小学2年生の少女が携帯を貸してもらうという名目で家へとついていき、AがBの家で殺害、トイレへ引きずり食用ナイフで解剖、その他の部分はすべてバラバラに切り刻み、内臓は生ごみ用ゴミ箱へ廃棄。残りの部分は建物の屋上に遺棄した。このすべてのことが3時間で起こなわれ、韓国中が凍り付いた実際の事件。

※全ストーリーを通しても、この事件が本ドラマで一番忠実に再現されています。実際の犯行現場と同じような場面があり、韓国でも話題となっています。

第5話後半、第6話~第7話前半:スンミョン女子高試験用紙流出事件

2018年7月、私立スンミョン女子高の2年生1学期の期末試験で、当時の教務部長であったヒョン・ギョンヨンが双子の娘へ試験の解答を渡し、全校1位となったことで疑惑がもたれた事件。周辺人物の証言などで事件へと発展し、社会的な問題となった。双子は、不正をはたらかなかった模擬試験では全校463名中459位であるも、成績は1位。本事件が全国ニュースになりながらもこの双子には罰もなく、平然とした顔で登校し続けたそう。その後退学処分となり、すべてのテストが0点処理、父であり教務部長であったヒョン・ギョンヨンも解雇された。

第7話~第8話:中学生レンタカー窃盗運転衝突事件

2020年3月29日、中学2年生8名がソウル市陽川(ヤンチョン)区で、駐車されてたレンタカーを盗み大田(テジョン)まで無免許で運転し事故を起こした事件。追跡システムで探知され警察が追撃し逃走途中、配達中であったオートバイに衝突し、当時18歳の大学生をひき殺した。その場で6人は逮捕されたが残り2人はさらに車を盗んで逃走。ソウルまで来たところで警察に検挙された。最後まで抵抗した犯人2人には2年間の保護処分が下されただけで、触法裁判の可否が大きく取り上げられた事件。

第9話~第10話:京畿道(キョンギド)龍仁(ヨンイン)市アパートレンガ投下死亡事件

2015年10月8日、京畿道(キョンギド)龍仁(ヨンイン)市アパートの屋上から小学生たちがレンガを投下し、野良猫の家を作っていたモ氏(当時55歳)を死亡させた事件。隣にいたもう一人は頭蓋骨が陥没する重症を負った。はじめは偶然とされていたものの、状況の分析が進み、故意に投下されたことがわかった。犯人の小学生三人はうそをついていたが、嘘探知機での調査をしようとしたところ自白した。A君は9歳、B君は11歳、C君は9歳で、結局刑事処罰は受けなかった。犯行動機は「レンガがどう割れるのかみたかったから」だったという。

第9話~第10話:仁川(インチョン)女子中学生集団性暴行事件

2019年12月23日、仁川(インチョン)市で当時14歳だったA君と15歳であったB君が、女子中学生にお酒を飲ませ暴行を加えた事件。1審後、犯人たちは全く反省せず、その後再び犯罪を犯し二次被害まで起きてしまったため、爆発的な非難を浴びた。加害者の厳罰を求める被害者の母親が大統領掲示板へ事件の経緯を投稿したことでも話題となった。2人には3~4年の懲役、120時間の治療、5年間の施設入所などが言い渡された。Bはこの判決を不服としたが、上告当日に棄却され刑が確定した。

なんとも胸の痛い、韓国でも各メディアで大きく取り上げられた、誰もが知っているほどの大事件。
ですが実際の事件について知るとよりリアルに感じられ、作品自体の重厚感も増しますね。

あくまでも本作はこれらを”モチーフ”としているフィクションですのでご注意ください。

いかがでしたか?
Netflixオリジナルシリーズ韓国ドラマの相変わらずの水準の高さに驚かされるばかりの筆者でした。
少しでも本記事の情報がお役に立てば嬉しいです。

 

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